最終神器「防振双眼鏡」が欲しくなったのでジャニヲタ達に聞いてみた
日本一チケットが取りにくいと言われる「Endless SHOCK 2016」を観に行った。
FC関係では1枚も取れなかった。
一般発売で45分粘ってなんとか手に入れた。2階最後列だった。
ジャニヲタ三種の神器のひとつである双眼鏡をこの日も持って行った。
5年も使ってるのに初めて気づいたことがふたつ
ひとつ目の異変はパネルマジックで気づいた。
諸星くんに単独の魅せ場がやってくる。舞台奥に移動した諸星くんを双眼鏡で追いかけた、ら、ピントが合わなかった。即時に調整ダイヤルを回し、ピントを合わせた。助走をつけ、軸の綺麗な側転で舞台前へ。ピントが合わない。調整ダイヤルを回す。横移動には対応できるが、前後の移動への対応ができていないことに気づいた。(それはそうと去年はバク転してたのに今年は側転なのは何故だ)
帝劇舞台の図面を見たことがないので予測になるが、おそらく間口は7~8間、奥は9~10間くらいではないかと感じる。この時の諸星くんの移動距離は奥に前後で3~6間といったところだろうか。たった10m程度離れるだけでこんなにピントがずれるのかと。
そしてもうひとつ。
これは完全に私のテンションの問題だが、Jungleで諸星くんを追う視界がやけに揺れるのだ。諸星くんの獣系ダンスが大好物なので、これを焼き付けないわけにはいかなかった。脇を絞め、双眼鏡を持つ両手に力を入れる。揺れる。ちょっと肩が内側に入って丸くなった上半身に溜めたパワーが体を開いた瞬間にはじけるのを見逃すわけにはいかないという思いが余計に手の揺れを増長させていたことに気づいたのは諸星くんが下手にハケた後だった。
その後も縦横無尽に動き回る諸星くんを追いかけて常に調整ダイヤルに指をかけ続け、萌えに揺れる自分の両手を制御しようとして体に力が入りっぱなしだったようで、家に着いた時に肩から腕にかけてバキバキになっていた。私はいわゆる野鳥の会タイプではないので、終始双眼鏡を構えていたのは初めてだったかもしれない。
この日初めてこの子じゃダメだと思った。
ドームも代々木も日生も、帝劇だってこの子で見ていたのに。
諸星くんの一挙一動(顔芸含む)を脳内に叩き込むには、この子じゃ足りない。
コンスタントに映像化していただければこんなに必死にならずに済むのにと物申したくなるが、会場限定版のエンタテイナーの条件を読んで座長の意思も把握したし、私も舞台は生き物で劇場でしか受け取れない板の上から放たれる熱量は映像になると確かに希薄になるしやや嘘っぽくなってしまうのは否めないと思う。
これに関してはもうこちらが各自のやり方で自分の脳内にしっかり残していくしかない。記憶として残したいその瞬間のために機材を確保するしかない。
(でも映像化は待ってますよ)
(サントラも正座で待ってますよ)
いよいよ私にも「防振双眼鏡」が必要なタイミングが来たらしい、と覚悟を決めた。
現在の愛用機はPENTAX タンクローR
PENTAX 双眼鏡 タンクローR ポロプリズム・センターフォーカス式 8倍21mm有効径 8×21UCF R 62209 新品価格 |
倍率:8倍
対物レンズ有効径:21mm
明るさ:6.7
大きさ:83(高)× 110(幅)× 48(厚)mm
重量:210g
先に言っておくと、決してスペックが悪いわけじゃないと思う。
むしろ5000円前後で購入できるものとしては満足のレベル。
ころんとしててかわいいし。名前もかわいいし。
でもダメだ…!もう君じゃダメなんだ…!
欲深い私を許せ…!と思いながら、防振双眼鏡のレビューやらなんやらを見てみた。が、クチコミは正しい使い方(野鳥観察とか星の観察とか)に関するものが多く、あまり参考にならない。私はコンサートや舞台での使用感を知りたいのに!なんなら帝劇での使用感を知りたいのに!!
現場経験豊富なジャニヲタ達に直接聞いてみる
Twitterで仲良くして下さっている皆様に聞いてみることにした。
【興味本位でゆるっと質問】みんなが今使ってる双眼鏡ってどんなの??(メーカーと品番を教えていただけると嬉しいです)
— トリ (@10Ree) February 7, 2016
ジャニヲタはジャニヲタのことをよくわかっている。
欲しい答えをすぐにくれた。
聞いてみたら様々な機種が上がったのでここに記録として残しておくことにする。
双眼鏡(not防振)ならVixen一択らしい
★Vixen アトレックⅡ HR 10×32WP
【送料無料】 ビクセン 10倍双眼鏡 アトレックII HR10×32WP 価格:24,300円 |
倍率:10倍
対物レンズ有効径:32mm
明るさ:10.2
大きさ:109×119×43(mm)
重量:390g
→『8倍の方が明るいが、ドームでの使用が多いため10倍を選択』
★Vixen ニューフォレスタ HR 8×42WP
倍率:8倍
対物レンズ有効径:42mm
明るさ:28.1
大きさ:148×133×52(mm)
重量:680g
※生産終了
→『倍率が上がるとブレやすいからこの倍率。明るさ重視で選択』
★Vixen ニューフォレスタ HR 8×32WP
【送料無料】 ビクセン 8倍双眼鏡 「ニューフォレスタ」 HR8×32WP 【メーカー直送品・代金引換配送不可・時間指定不可】 価格:26,520円 |
倍率:8倍
対物レンズ有効径:32mm
明るさ:16.0
大きさ:135×133×50(mm)
重量:560g
→『明るさの数値が高いとくっきり見えるとの情報から選択。視界は自担を含め、周りの様子も少しわかる範囲』
★Vixen ニューアペックス HR12×30
【送料無料】Vixen(ビクセン)双眼鏡 ニューアペックス HR 12×30 価格:19,650円 |
倍率:12倍
対物レンズ有効径:30mm
明るさ:6.3
大きさ:123×67×43(mm)
重量:270g
→『国立対応で防水のものを選択。劇場でも使える範囲。劇場で担当オンリーを狙うなら良いが、周りが何をしてるのかはわからない』
★Vixen アリーナ M 8×25
価格:5,950円 |
倍率:8倍
対物レンズ有効径:25mm
明るさ:9.6
大きさ:101×110×48(mm)
重量:300g
→『電気屋さんから、倍率は低い方がレンズの重なりが少ないから明るく見える、そこそこ出していいもの買った方が買い直しもないからとオススメされたもの』
防振双眼鏡はCanon一択らしい
★Canon 8×25 IS
【納期1-2ヶ月】キヤノン BINOCULARS 8×25IS[ビノキュラー 8x25IS] 価格:27,874円 |
倍率:8倍
対物レンズ有効径:25mm
大きさ:120×138×61(mm)
重量:490g(電池別)
電池:CR123A リチウム電池×1本
手ブレ補正の連続作動時間:常温(25℃)約6時間/低温(–10℃)約5時間
→『顔をアップで見るより全身を視界に収めたいタイプにオススメ。電池がリチウムなのがややネック。帝劇2階の前列では自担の全身がしっかり見え、後列では自担+両脇との絡みが見えるくらい』
★Canon 10×30 IS II
キャノン 『Canon』 双眼鏡 10×30 IS II 【手ブレ補正】 価格:64,692円 |
倍率:10倍
対物レンズ有効径:30mm
大きさ:127×150×70(mm)
重量:600g(電池別)
電池:単3形電池 ×2本
手ブレ補正の連続作動時間:常温(25℃)約9時間/低温(–10℃)約1時間
こちらは所持者複数。
→『重さはネックだが、帝劇2階中列から自担のホクロが確認でき、ドームアリーナ埋もれからでも自担の額を伝う汗が確認できるレベル。帝劇2階の前列では自担の上半身、後列では全身が収まる』
→『重すぎて途中で下ろしてしまうけど1180gある18倍も魅力』
ということで、
★Canon 18×50 IS ALL WEATHER
【送料無料】 キヤノン 18倍双眼鏡 「BINOCULARS」 18×50 IS ALL WEATHER[BINOCVLARS18X50IS] 価格:149,140円 |
倍率:15倍
対物レンズ有効径:50mm
大きさ:152×193×81(mm)
重量:1180g(電池別)
電池:単3形電池 ×2本
手ブレ補正の連続作動時間:常温(25℃) アルカリ電池 約2.5時間、リチウム電池 約8時間/低温(–10℃) アルカリ電池 約10分、リチウム電池 約3.5時間
結果、どれも魅力で盛大に迷子になったが
・「確保したい視界範囲」を明確にすべし
・「明るさ」を重視すべし
・「レンズのサイズ」も重視すべし
ということがわかった。
私の場合、今後も劇場やアリーナサイズの会場に足を運ぶことが多くなると考えられるため、
・「劇場」で「自担+α」を収めたいから「8倍」
・萌えから起こる手の揺れに対応するためにやはり「防振」
・ピントはどれも自分で調整することになるらしい
上記ポイントから、
「Canon 8×25 IS」
ということになる。
価格的にもイケないことはない。主食を柿ピーにすればいい。
リストアップした防振双眼鏡は、現在ネットでは納期未定となっている。
50倍のは即納可能だそうだ。
自分の狙いも定まってよかった。
ごく小規模なリサーチだが、防振双眼鏡を検討中のジャニヲタさん達の比較材料にもなればと思う。快適なジャニヲタライフを送るために私達はいつだって本気だ。
最後に。
今回協力して下さったフォロワーさん達に感謝を!
ありがとうございました!!